
日本初の遺伝子組換えムコ多糖症2型(ハンター症候群)治療剤『エラプレース点滴静注液6mg』を発売
2007.10.17
ジェンザイム・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、資本金:4億7,500万円、社長:中村良和)は、遺伝子組換えムコ多糖症2型治療剤『エラプレース点滴静注液6mg』〔一般名:イデュルスルファーゼ(遺伝子組換え)〕を2007年10月17日(水)付で発売します。本製剤は、2006年12月に希少疾病用医薬品に指定され、2007年10月4日(木)に厚生労働省より製造販売が承認されました。
ムコ多糖症2型(ハンター症候群)は、ムコ多糖(グリコサミノグリカン(GAG))を分解するリソソーム酵素イズロン酸-2-スルファターゼが、先天的に欠損または活性が低下することにより、組織細胞内にムコ多糖が蓄積され、機能障害を引き起こすX染色体劣性遺伝性の疾病です。主な症状に、低身長、骨変形、関節拘縮、肝脾肥大、精神発達遅滞、心肥大等が挙げられます。進行性のため、機能障害・機能不全に陥り、10~15歳頃までに死亡する患者さんも少なくありません。世界で約500人の患者さんが現在エラプレースの投与を受けています。これまで日本ではこの疾患に対する治療法はなく、対症療法が行われていますが、疾患の進行を抑えることはできません。
『エラプレース点滴静注液6mg』は、ムコ多糖症2型に対する新有効成分イデュルスルファーゼ(遺伝子組み換え)を含む酵素補充製剤です。同製剤を使用した酵素補充療法は、患者さんにとって、有用な治療方法として期待されています。本製剤は、米国で2001年に希少疾患病用医薬品の指定を受け、Shire Human Genetic Therapies,Incが2006年7月24日にFDA(米国食品医薬品局)から承認を取得しました。海外では、米国・EUを含め、33カ国(2007年7月現在)で承認されており、日本での承認は、34ヶ国目となります。
エラプレースの特性は、以下のとおりです。
1.遺伝子組み換え技術を用いて、ヒト培養細胞から産生されたイズロン酸-2-スルファターゼと同様の酵素製剤です。
2.1週間に1回体重1kgあたり0.5mgを1~3時間以上かけた点滴静注により、ムコ多糖症2型の原因物質となっている過量のムコ多糖の蓄積を軽減します。
3.関節拘縮を緩和し、歩行距離の改善にもとづく持久力の向上により患者さんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)の向上が期待できます。さらに、肺機能の改善、心機能の改善が期待できます。
エラプレースは、日本で初めて発売する進行性難治性疾患ムコ多糖症2型の治療を対象とする治療剤です。
『エラプレース点滴静注液6mg(遺伝子組換え)』
製剤及び発売概要
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1.
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販 売 名
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エラプレース点滴静注液6mg
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2.
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一 般 名
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イデュルスルファーゼ(遺伝子組換え)
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3.
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薬価収載日
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2007年10月17日
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4.
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薬 価
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385,303円/バイアル
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5.
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発 売 日
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2007年10月17日
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6.
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製 造 元
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Shire Human Genetic Therapies, Inc(米国)
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7.
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販 売 元
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ジェンザイム・ジャパン株式会社
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8.
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申請者名
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ジェンザイム・ジャパン株式会社
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9.
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成分・含量
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1バイアル中、イデュルスルファーゼ(遺伝子組換え)を6.0mg含有
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10.
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用法・用量
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通常、イデュルスルファーゼ(遺伝子組換え)として、
1回体重1kgあたり0.5mgを週1回点滴静脈内投与する
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11.
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効能・効果
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ムコ多糖症2型
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12.
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備 考
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本製剤は、遺伝子組換えムコ多糖症2型治療剤である。
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※再審査期間は10年。全例調査を承認条件とし認可されました。
身体の主要な構成成分である物質「ムコ多糖」を分解する酵素が生まれつきないため、皮膚や骨を中心に全身に「ムコ多糖」が蓄積されることで、各臓器や組織の機能が徐々に損なわれる遺伝性・進行性の疾患です。病型は1~7型に分けられ、ジェンザイム・ジャパン(株)では、2006年12月よりムコ多糖症1型治療剤「アウドラザイム点滴静注液2.9mg」を販売しています。
◆ジェンザイム・ジャパン株式会社について
世界有数のバイオテクノロジー企業、Genzyme Corporation(本社:米国) の日本法人として、1987年に設立。希少疾患治療剤を主軸にバイオ医薬品、医療機器、臨床検査事業を積極的に展開しています。充実した製造パイプラインと事業基盤で、今後更なる成長の可能性を持つバイオ医薬品企業です。これまでに希少疾患領域で、すでに4製剤を発売しており、ムコ多糖症2型治療剤「エラプレース点滴静注液6mg(遺伝子組換え)」は、5製剤目の認可・販売となります。
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